【ドラマ】BG・隣青・もみ冬・99.9
前回の記事の続きです。
・BG~身辺警護人~
木村拓哉主演。
元々超凄腕のボディーガードだったキムタク。今は引退して、民間のガードマン派遣会社で交通整理の仕事をして暮らしていた。
そんななか、会社内部で、ボディーガード専門の部署を設立することに、現金輸送関係のガードマン等、各部署のエリートたちが集められる中、元の来歴を知る上司によって、そこに転属を勧められるキムタク。しかしBGの世界では、一度失敗した者は、信用がなくなるので、引退せざるを得ない。それに、1度引退した身で、ブランクもある。断ろうとしたが、身分を隠して、もう一度BGをやる様に口説かれてしまう。
伝説のBGの復帰、警察やSPとの確執、個性の強いメンバーとの仕事、キムタクの明日はどっちだ!
と言う内容。
今更ですが、覚えも完ぺきではないし、ネタバレあります。注意。
このドラマを一言で表すと、キムタク。です。
1話の序盤のあらすじは、前述した様なものだったはずなので、僕は感心したんです。今までのキムタク出演の作品は、他の作品に比べ、キムタクKAKKEEEEEEEEEの要素が強く(しかも涼しい顔でやってのけることが多い。)それが面白いんですが、ちょっとパターン化され過ぎていた気がしたから。(ドラマオリジナル脚本でキムタク主演だと、脚本家が、緊張してしまうんでしょうか、それともキムタククラスになると、脚本に手を出せるんでしょうか、それともたまたまでしょうか)
そんな中、ちょっと中年感を態と出し、交通整備のおじさんの服まで着て、更にあんまり動ける設定ではなかった。こんなキムタクが出てきたんです。ブランクが戻るまで、長年の経験でアドバイスしながら、周りの個性たっぷりの人間を動かして、チームワークで、大きい仕事をやっていくんだ!と思いました。
しかし、1話の後半に行くにつれ
ブランクがある→ちょっと走りこむだけで戻る。体力もかなり戻る。作業員のおっさん感はかっこいいスーツを着た瞬間に無くなってしまう。
個性豊かなチームメンバー→空気。ライバルっぽいキャラは1話の途中で一時的にBGチームから外れる。(2話の最後の時点では、まだ帰ってきていない)間宮君はほんと一般人感がすごくてかなしい。
チームで協力→キムタク一人で解決をほとんどしている。他の人間はシーンによって邪魔ばかりしている。
みたいな感じになってしまい、2話の時点では、安心するいつものキムタクドラマになっていました。
いつものキムタクドラマと言っても、僕の期待から外れただけで、ドラマとしての本筋は王道一直線で、かなり面白く、完成度も高いものになっているように思います。
派遣のBGにしては、かなり見ごたえのあるアクションシーンがあり、民間企業のスケールでは完全に無いので、良いです。
気になるのは車のエンブレムでしょうか、スポンサー等の関係かもしれませんが、セダン車等のエンブレムが、公式のものではない、オリジナルの物を付けています。ファンからしたら【スマステーション】のエンブレムに似ているようですが、主観では、バカでかい糞ダサいものにしか見えないです、あの映像作品をあれだけでかなり安っぽくしてしまっているので、是非何とかしてほしいです。
良かった点は、上記以外のところすべてです。お金をかけているのか、他のドラマでたまに見かけられる、安っぽさみたいなのは無かったな。99.9、アンナチュラル、BGは特に見受けられにくいです。
・隣の家族は青く見える
この作品に関してだけ特に途中から視聴しているので、よりざっくばらんな紹介だが、
あるデザイナーズ集合住宅に4組の過程が共同で入ることになった。その住居は、一つ一つの家は別々なのだが、お洒落な庭が、各住居の入口と隣接している共用スペースになっているような、ユルい共同生活を送れるような家だった。
そして、各家族には、他人には言えない悩みや、思い・問題があるが、共同生活を通じて、他の家族とかかわるうちに、所謂隣の芝生は青く見える状態になったりする・・・。と言う感じの内容だ。
※良い点
・各家族の人間性が良い
ヒューマンドラマのわりに、ムカつく人間が少ない(居るが)。良い人間が多く、視聴に大きなストレスを感じない。視聴前は、他人にうらやましいという気持ちを抱かせるような作風で、視聴するのに体力が要るんじゃないかなと思いましたが、ふわっと見れる。
・各家族の問題が深い。
夫婦生活の中で妊娠出来ずに、不妊治療への興味を持ちだした家族。同性愛者同士の男性二人組。過酷な業務に耐え切れず、早期退職を行った父親と、インスタが好きでちょっと見栄っ張りな妻と、子供二人の家族、訳アリなイケメン旦那と、ラブラブなイケイケ女性の夫婦(子供欲しくない)。
この現代、考えるべき問題をちゃんとテーマに据えているのは、個人的に好感触だった。
前述した、みんな性格が基本的には良い、と言う所もあって、皆オトナな感じで、問題と冷静に向き合っている姿勢も好感触だった。
・深キョン
深キョンはかわいい。
・松ケン
松ケンはかわいい。
・勉強になる
特に不妊治療に関しては、無知だからこそ、失礼な態度を取ってしまう人間が多いと思うが、そういった人間にも解り易く、この問題を学べるような作りとなっている。
マツケンも、不妊治療に関してちょっとドライに見えるけど、本質的には滅茶苦茶良いやつで、反応は薄いけど、行動はしているし、世の旦那さんが、参考にしやすいんじゃないかな。
悪い所
・見栄っ張りインスタババアの存在
彼女の存在がなければ、このドラマはこのドラマ足り得ないのだろうけれど、それでもムカつくことはこの上ない。他人の家庭に口を出し、気に入らない事があれば夫にぶつける専業主婦。心が痛い、母親としては素晴らしいのだが、それだけ。俺の個人的に嫌いな人間像の極値をそのまま持ってきた感じ。不快。
多分この人の悩みとかの回が放映されれば、手のひらひっくり返しまくるんだろうけど、今ほんま嫌いなんだよな。
※※もみ消して、冬~わが家の問題無かったことに~
家族全員がエリートで、医師、弁護士、警察官の3兄妹が、巻き起こる不祥事を、それぞれのスキルを活かして、もみ消していくコメディ。
末っ子の検察官(山田良介)(超善良)が、怖い兄と姉のケツに敷かれて、モノを盗んだり、不法侵入したり、嘘をついたり、そういった悪い事を行っていき、不祥事を糞力技で解決していきながらも、その中で、家族愛等を改めて実感するハートフルなシーンを入れてお茶を濁したりする、コメディ。
良かったたところ
・SE
火サスのアノSEとかを使って、ショッキングな様を表現していたりする、ホンマに王道なんですけど、鳴るとわかっていても、実際にそのSEを聞かせて、クスリとさせてくれるのは良い。
・次回予告
次回予告の絵力がすごい。蓋を開けてみると大したことは無かったりするんですが、オーバーな引きのばかばかしさは良いです。
・波留
個人的に好きなんだよなあ。
悪かったところ
・不祥事の規模の小ささ
完璧すぎる超大物達の家庭が、ほんの小規模の不詳事に、大慌てして、全力でもみ消しに行く。と言う設定がめちゃくちゃ面白いので、不祥事の規模を大きくしにくいのは理解できるのですが、いくらなんでもしょぼ過ぎでは?と言う回があったりする。でも最終回になるにつれエスカレートしていく図式ならば、それはそれでいいです。
・マンネリ感
もう出てきている。早くない?俺がライトに見過ぎているだけ?
全然毎週あっさり見れるんですが、でもはよ次見せてくれ!おもしろい!となるドラマではないです。
もっと、素材とか設定は良いから、爆発させてほしいなあ。
99.9
松潤が弁護士のドラマ。
普通の弁護と違い、刑事事件の専門の弁護をテーマにした作品。
99.9とは、刑事事件が99.9%が有罪になると言うことが由来のタイトル。
実質逆転裁判的なアレ。それのシーズン2。
開始2話目にして、前シーズンでの最大の謎を回収したハズなので、これから先どうなるのか。
多分一番面白そうですが、まだあんまりちゃんと見てないんだよな、一気見したい。